2024 バレンタイン

 

𝐻𝑎𝑝𝑝𝑦 𝑉𝑎𝑙𝑒𝑛𝑡𝑖𝑛𝑒'𝑠 𝐷𝑎𝑦……


f:id:morsfraoula:20240214235859j:image

 

今年もバレンタインが来ましたね。

 

この時期出回るお菓子や雑貨を彩っている白、赤、ピンク、茶色のバレンタインカラー、ハートやリボンなどのガーリーなモチーフが大好きなので、毎年心待ちにしています。

今年も街中やインターネットに、ピンク味のある可愛いものが溢れていて幸せです。

 

バレンタインによく見かけるものの中で、特にいいなぁ、と思うのは、チョコレートやクッキーの缶です。

お洒落で可愛くて素敵な缶の蓋をそっと持ち上げると、そこにあるのは、小さくて愛らしいお菓子たち。あまりのいじらしさに思わず抱きしめたくなるけど、少し力を入れて触れただけで、砕けてしまうほど繊細。口の中で転がせば、甘い香りと味で楽しませてくれる。味まで可愛いくて、幸せ。

全ての要素が徹底して「可愛い」と「儚い」と「嬉しい」で構成されてる。こんなに幸せな物体をお金で買えるの、ありがたいですね。

お菓子の缶がかなり「箱庭的」なのも、私の心を捕らえて離さない要因です。

昔から、「ひとつの確かな世界観に沿って、モチーフがぎゅっと詰め込まれた小さな箱庭」のようなものが好きなのですが、お菓子の缶は、一種の箱庭だと思っています。

ものにもよるでしょうが、大概は、缶のデザインが示しているテーマや世界観に沿って作られたお菓子が詰め込まれています。それが、嬉しい。なんでそれが嬉しいのか自分でもよくわかりませんが、嬉しいんです。一個の小さな小さな世界がそこにあると嬉しいんです。

コンセプトがしっかりあれば、布の袋や紙箱でも箱庭感は出ますが、金属製の缶だと、その世界が、我々人間の世界とは強固に区切られていて、より「不可侵の世界」感が出るので、そこがいいなぁと思います。

 

私の創作世界の「ふわふわ星」も、お菓子の缶みたいに、統一されたコンセプトで、可愛くて儚いものたちをぎゅっと閉じ込めた、小さな小さな楽園にしたいな、と思っています。